めっとこと東京上野の牡丹苑

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お元気ですか?
寒さの中に、春を想う今日この頃。

先日。東京は上野に行く用事がありました。夕陽がかかり始めた15時頃。用事を終えて、上野公園を歩いていると『ぼたん苑』の文字が。

なんだか、季節と目が合ったような気がして…。
ちょっと行ってみる事にしました。素敵に〝出逢える〟そんな気がして。

鳥居をくぐると冬ぼたんののぼりが、光にきらきら。

なんだか、ちょっぴりうれしい。
少し歩くと入り口が見えてきます。

だんだんと本格的な春が聴こえてくる日々。

待ち遠しい日々…ほんの少し、立ち止まって、〝め〟を凝らしてみたら。
もしかしたら2つの季節が出逢う瞬間に逢えるかも。

チケットを手にして、胸のドキドキが止まりませんでした。
さぁ、一緒に、〝季節〟に逢いに行きましょう。

苑内に入ると、ところどころに和の要素があって、なんだか心が和みます。

わら囲いがかわいいです。中には色鮮やかな牡丹の花が!

なんだか、小さなおうちみたいで、見ていてとっても幸せ気分。

沢山のわら囲いの中に、季節と目が合います。
何かを語りかけてきているようで、その姿に思わず、幸せをもらいます。

苑内は200株の冬牡丹と寒牡丹があるそうです。

牡丹の花言葉は『王者の風格』
冬の寒さに咲き誇るその姿はとても、凛としています。

牡丹は歴史の中でも沢山の方に愛されてきました。日本文学でも馬琴さんの作品『南総里見八犬伝』で牡丹紋を八犬士の象徴にで登場しています。中国では則天武后さんが牡丹を愛でた故事もあるそうです。李白さんは楊貴妃の美しさを牡丹に例えた詩を読んでいますね。

皆さんに苑内の風情をおすそ分け。

冬の終わり、寒さが今日は一段とありましたが、そんな中で、春を想う。
傾きかけた太陽の光が、苑内を満たします。

本当に沢山の色を見ます。

一つひとつ、しゃがんで、ご挨拶して眺めてしまう。
なんだか、寒さも忘れそう。。。



牡丹の他にもたくさんの植物を見る事ができます。

何だか、とってもほっこりします。幸せな気分…。
遠くに上野東照宮の五重塔も見えます。

冬の寒い日。春を想いながら歩く道は、日々のそれに似ていました。

みんな、ちょっとずつ準備している日々。

めっとこも少しずつだけど新しいことができたらって、春を待つ日々。

唐突だけど、不思議なことがあるの。

みんな、違う道を歩んでいるはずなのに、季節が変わったり、時が来たら、まるで何かに引き寄せられるように出逢ったり、たくさんのことが動き出したり…。

みんな違うはずの道なのに、どこかで波長が合って、ほんのり進む方向が同じだったりする。

目的地は違うかもだけど、歩いている道でほんのりと、誰かと出逢えたら…。

当たり前かもだけど、それはきっとすごい素敵な奇跡。

牡丹道で。。。なんとなく、毎日の出逢いを考えていました。ぼたん苑、ほんのり進む道は、まるで季節と出逢う道…。そして、その先を想う道…。

もし、進むべき道で、考えすぎたりして少し疲れたら、ほんの少しだけ、少しだけでいいから。目線を変えて、一息おいてみて。もしかしたら、いつも見ている景色に、何か発見があるかもしれません。

足早に過ぎる季節にほんのり出逢えたら。。。

それは、とっても素敵な事。どこにでもある素敵。

ぼたん苑で出逢ったたくさんの季節。

過行く季節と出逢い来る季節に出逢いました。
交差する季節。。。。毎日の中でも、どこかに隠れています。

なんだかすごくこそばゆい。

出逢う牡丹道で…。
優しい気持ちになりました。キラキラ光る苑内。

凛とした中で季節を謳う牡丹の姿。
ほんのりと苑内にある出逢い来る季節の姿。

日々は知らない間に過ぎていくけど、ほんのり目線を変えられるように。
これからも、歩んでいきたいです。皆さんも素敵な季節に出逢ってください。


2017年の冬ぼたんの開苑は
2月26日までです。
詳しくは上野東照宮ぼたん苑さんのHPへ。
➡ http://www.uenotoshogu.com/botan/
お散歩した場所;上野ぼたん苑